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生活に密着した数学とは [数学っぽい?]

「与えられた自然数 n (ただし n は2以上)に対して, 方程式

3x+2y=n

の解 x, y (x, y は0以上の整数) が必ず存在することを示せ」

という問題を思いついたので、寝起きの夫に出してみたらなんと解くのに3分ほどかかっていた。
(即答されると思っていたので意外だった)

この問題はクリスマス用に生協で注文していた骨つき鶏もも肉を解凍しようと冷凍庫から冷蔵庫に移すときに思いついたものだ。なんでこんなことを考えたのかというと、昔見た生協の注文書には骨つき鶏もも2本セットと3本セットのみがあり、(つまり1本だけでは買えない)それで2人以上ならどんな人数になっても1人1本ずつ余りなく買うことができるんだなあと感心したことがあるのを思い出したからだ。

夫には今流行?の生活に密着した問題を出せとかいう文科省からの圧力にも応えられるのでなかなか良い問題と言われた。試行テストに出てきた「花子さん」ならあっという間に解いてしまいそうだけど。

易しい問題ですが、気になる方のために解答は追記に書きます。

[解答例1]

n が偶数の場合は, x=0 y=n/2 で方程式を満たす。

n が3以上の奇数の場合は, n=2m+1 (m=1,2,3,...) とおくと

n= 2m+1= 2(m-1)+2 +1 = 3+2(m-1)

と変形できるので、 x=1, y= m-1 とすればこれらは与えられた方程式の解となる。

よって示された。(証明終)

[解答例2](骨つき鶏ももを買う人用)

とりあえず、2本セットを必要な本数分買って、きっちり買えればそれでよし。
必要本数より1本余りそうなら、2本セット1つと合わせて、3本セット1つにすればよい。

[解答例3](骨つき鶏ももを買うときにコストをシビアに考える人用)

2本しかいらないなら、2本セット1つでよし。

3本以上必要で、3本セットできっちり買えるならそれでよし。

3本セットできっちり買えないときは

 必要本数が3で割って2余るなら、その余り2本を2本セットで買えばよし。
 必要本数が3で割って1余るなら、3本セット1つと余り1本を合わせて2本セット2つにすればよい。
 
#3本セットの方が2本セットより1本あたりの値段が安いときはこれがおすすめ。

蛇足:解答例2を数学の言葉で書くと解答例1になる。解答例3も同様に数学の言葉でかける。
蛇足2:上の解答例1〜3を太郎と花子の掛け合いで書こうかとも思ったけど、面倒でやめた。


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