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読みたい [本・マンガ・アニメ]

本を読むのが好きな子供だった。
10歳くらいまでは、言葉が分かれば世の中の全ての本が読めると無邪気に信じていた。外国語の本は翻訳という手段があるので、それさえあれば読めると思っていた。

ある日、数学者の矢野健太郎のエッセイを読んだ。日本語のはずなのに読めない部分があり驚いた。数学の言葉が日本語なのにわからない。ああ、数学を勉強しないと読めない本がたくさんあるんだと思った。

中学校高校大学と数学を勉強した。すると読める本が増えた。流石にもうそれほど無邪気に世の中の全ての本が読めるなどとは思えなくなっていたが、少しでも読みたくて読める本が増える方がいいなと思った。

音楽の譜面の読み方は分かっても音楽が頭の中に再現できたりしないのだが、それでも読み方がわかっているというだけで安心できた。将棋や囲碁の棋譜も同様。

大分、昔より読めるものが多くなってきて良かったなと思っていたのだが、歳をとってまた読みたいものが出てきた。健康診断などのデータや図である。人間ドックに行くたびによく見せられるのだが、医者の説明は異常があるところしか言わない(当たり前だが)ので、それ以外のところはちっとも分からない。図に至っては正常な図と比較しての説明はあるのだが、違うということしかわからないので、腑に落ちないまま指示に従うことが多い。
それでこの本を買いたいなと思いつつ医学系の本は高い&嵩張るので、できれば電子書籍がいいと思って迷っている1冊。


レジデントのための これだけ心電図

レジデントのための これだけ心電図

  • 作者: 佐藤 弘明
  • 出版社/メーカー: 日本医事新報社
  • 発売日: 2018/01/26
  • メディア: 単行本



あと超音波エコーの像も読めればいいなあとここ20年くらい思っているけど良さげな本を探すのが億劫でまだ思ってるだけ。

読みたいものはまだまだ増えるばかりなのに自分の視力や気力がついていくか心配になる。それでももう読むものがないっていうことには当分ならなさそうで、それは少し嬉しい。
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