「のだめカンタービレ」二ノ宮知子 講談社コミックスkiss [本・マンガ・アニメ]
昨日、夫に頼んで一緒にマンガ喫茶に行ってもらいました。
理由はタイトルのマンガを読みたかったからです。
あちこちで面白いとの評判だけを聞いていて、作者も内容も
ほとんど知らずに読んだのですが、1~12巻(まだ連載中)まで一気に読んでしまいました。
面白かったです。特に最初の方はかなり爆笑してました。
簡単に内容の紹介をすると、主人公は、音大生の千秋真一と野田恵(のだめ)。
千秋の方は、ピアノ科に属していながら指揮志望の才能溢れる努力家かつ自信家
かつ資産家の息子かつ飛行機&船(海)恐怖症かつ少々屈折した性格の人。
のだめは、千秋の後輩で同じピアノ科の手が大きくてピアノの才能はあるけど
楽譜に弱く、光熱水費滞納のためお風呂に入れずとも気にしない天衣無縫な
食欲旺盛の不思議少女。
設定だけ見ると千秋=姫川亜弓、のだめ=北島マヤっぽい感じがしますが、
ガラスの仮面のような根性物ではなくて、千秋とのだめを中心にした音大生の
学生生活グラフティといった感じで10巻くらいまで進んでいきます。
それ以降は音楽家としてののだめと千秋の成長物語となっていくようです。
まあ、とにかく奇人変人てんこ盛りで下手するとわやくちゃになってしまいそうなお話を
非常に上手くまとめてあって読後感が物凄くさわやかです。
みんなよりよい演奏のために一生懸命練習したり譜面の研究したりするところも
きちんと描かれているのもいいです。クラシック音楽を全く知らなくても楽しめますが
(私が楽しめました)知ってる人はより楽しめるようで、音大生にもファンが多いらしいです。
この作品で二ノ宮知子氏のファンになったので、他の作品も読むことに決定。
いやあ、久しぶりに良い作品を読みました。
そうそう、非常に個人的な感想ですが数学者より音楽家の方が奇人変人度は
若干高いのではないかと思いました。(しかし、両者は結構重なりがあったりする)
ちなみに夫は「天」(福本伸行)、「海皇記」(川原正敏)を読んでました。
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